西麻布の閑静な住宅街に佇む一軒家を改装したバー。看板もサインもないため素通りしそうになるが、階段を降りた先に浮かび上がるタッチパネルにコードナンバーを入力すると扉が開くという、まるで隠れ家のような佇まいだ。

店内は高い天井が印象的なフロアや、程よくプライバシーが保たれる落ち着いた空間の個室、六本木の夜景が眺められるルーフトップもあり、さまざまなシチュエーションに対応。

ドリンクはシガーと相性抜群のモヒートをはじめ、ワイン、スパークリングなど充実の品揃えであらゆるゲストの嗜好に応える。また、フレンチの名店 「レフェルヴェソンス」の生江史伸シェフが監修したバーフードも用意。一日の締めくくりに好適な場だ。

ハバナシガーの日本総代理店が自社ビルに構えたシガークラブは1992年のオープン以降、日本のシガー文化を牽引する存在だ。2009年からは「ラ・カーサ・デル・ハバノ」のライセンスを取得し、世界でもごく限られた店でしか取り扱うことのできない貴重なシガーも揃う。

年間契約で利用可能な地下のプライベートロッカーでは温度・湿度を徹底管理し、保管・熟成に最良の環境を用意。

１階はシガーやアクセサリー類の販売だけでなく、ウォークインヒュミドールに並べられた豊富なラインナップを眺めながら、厳選されたドリンクとともにシガーを愉しむことができる。また、顧客を対象としたシガーパーティなどを開催し、日頃から密なリレーションを図る。

数々の人気飲食店を手がけるプロデューサー・宮下大輔氏の最新店は「和」をテーマに、旬の食材を取り入れた滋味豊かな食と和酒を振る舞うレストラン。ここではオープン当初から月に一度開催されている料理教室が話題だ。

フルオープンのカウンター越しに宮下氏が調理をしながら、手順のポイントや食材の応用などを説明するデモンストレーション形式で、参加者は目で見て、舌で味わいながら、折り目正しき和食を学ぶことができる。

常連客の口コミで広まり、現在は告知後すぐに満席になることもあるほど。また、日本酒や国産ワインの作り手、伝統工芸作家などを招き、進化する日本文化、新たな和の魅力を体感できる場としても親しまれている。