【公式】ウエリス世田谷砧 | 小田急小田原線「祖師ヶ谷大蔵」駅利用 | NTT都市開発の分譲マンション

VOICE from KINUTA

砧公園(約710m/徒歩9分)※2016年3月撮影

砧公園のすぐ近く、世田谷通り沿いに異国情緒溢れる一軒家カフェがある。ベトナムの屋台でおなじみのサンドイッチ、バインミーを販売している「ăn di」だ。南国ベトナムの風情を肌で感じることができる店内で、接客から調理までテキパキとこなしているのは、オーナーの島田孝子さん。

THEME :住まい方「ăn di」

本場「バインミー」を日本に広める女性オーナーの熱い想い

15年ほど前に、旅先で出会ったバインミーの味を忘れられず、専門店を作ろうと2013年にオープン。以来、エリアきっての人気店として知られるお店に成長させてきた。明るい人柄でお客さんからも慕われている島田さんに、「ăn di」をはじめるまでのこと、そしてこれからのことについて聞いた。

周囲に背中を押されて一念発起!「バインミーをたくさんの人に知ってもらいたい」

社会人デビューしてすぐの頃は飲食店とはまったく関係がない、インテリアや展示場デザインなどの仕事をしていました。20代も半ばに差し掛かった頃、「私の人生、このままでいいのかぁ」と思いを巡らせて、意を決してワーキングホリデーでオーストラリアに行くことに。そのときに私ができる仕事は飲食店くらいしかなかったので、縁あってベトナム料理店で働きはじめました。思い返すと、このときの経験がいまにつながっているんだなという感じがしています。

それから1年ほどでワーキングホリデーを終えてから、すぐに帰国せず東南アジアなどをさらに1年程旅行していました。そんなときにベトナムの屋台で出会ったのが「バインミー」です。「こんなに美味しいサンドイッチが屋台で売っているんだ!」と衝撃を受けました。そのときはベトナムについての知識があまりなかったのですが、フランスの植民地だったということもあってか、フランスパンにハーブが効いた具材を挟んでいて、日本にはない味わいでした。ほかにも屋台でいろいろ食べ歩いていたのですが、私にとっては一番脳裏に焼き付いた味でしたね。

とはいえ、すぐにお店を出そうとまでは思い至らず、20代後半で日本に戻ってきてからは、フリーランスとして飲食店で働かせていただいたり、ケータリングを始めたり。そうこうしているうちに商品開発の仕事を依頼されるようになったんです。その間、ベトナムに何回も足を運んで、飛び込みでレストランに「働かせて下さい」と頼み込んで、時間があれば1か月とか2か月、日本での仕事が詰まっているときは1週間という具合に、自己流のワークスタイルを楽しんでいました。

いまでこそベトナム料理屋さんは珍しくありませんが、その頃はまだ生春巻きが出てきたくらいのときです。でも、私の心にはずっとバインミーへの想いがずっとあった。ですから、当時はケータリングもやっていたので、時折イベントでバインミーを出しては、皆さんに意見を聞いてみるということをしていましたね。そうした中で「お店やった方がいいよ」と言って下さる方もいたので、背中を押されるかたちでお店を出すことを決意したんです。

ベトナムのサンドウィッチ「バインミー」。異国情緒漂う店内の1階は持ち帰り用スタンド、2階には座って食べられるカフェになっている。

日本人の口に合うバインミーをオリジナルで開発

当初は都心で出店するつもりでいろいろと探していたのですが、いい物件に巡り会えず、「どうしたものか…」と諦め掛けていたときに、祖師ヶ谷大蔵に一軒家の空き物件があると教えてもらったんです。自宅からも近かったので、自転車で見学に行ったところ、砧公園も近く、目の前は成育医療センターで緑もたくさん。それまで都会のビル群の中で物件を探していたので、私自身が癒やされてしまって。「こういう場所の方が、よりバインミーを美味しく感じてもらえるんじゃないか」、さらには物件の古い感じもベトナムっぽいなと思って、この場所にお店を出そうと決めました。

それからメニュー開発に着手したのですが、「丼は米が命」と言われるように、「バインミーもパンが命」。そこで、以前働いていたパン屋さんに相談に乗ってもらって、独自にバインミー用のパンを開発してもらうことにしました。フランスパンといっても、具材をたっぷりサンドするため、試作を重ねて歯切れの良さを追求。小麦粉と水、バターというシンプルな素材で風味の良さにこだわりました。そうして完成した「ăn di」オリジナルのパンはいまも職人さんが手作りで用意してくださっています。

具材はいろいろ検討したのですが、ベトナムらしさも残しつつ日本人が食べて美味しいものにしているんですよ。ベトナム料理というのはパクチーだけではなく、ミントやレモングラスという様々なハーブを使うのが特徴なので、味を調整しながら作っています。ハーブは千葉の方で専門に育てている農家さんがいるので、分けてもらったり、時期によっては、近くの世田谷の農家さんがパクチーを作っているのでそこから購入させていただいたりしています。

今年で3年目になりますが、やっと地域の方にも認知していただけるようになりました。今後は、あまり知られていないベトナムのお茶を、このお店から発信していこうかなと思っています。イタリア料理でよく食べられているアーティチョークのお茶というのがベトナムではよく飲まれているのですが、肝機能や二日酔いに効くと言われているんです。甜茶に近いようなほのかな甘みと香ばしさがあって美味しいので、たくさんの方に知っていただきたいですね。これからも食と飲み物を通じて、皆さんに愛され続けるお店にしていきたいなと思っています。

店内ではベトナムの雑貨やお茶など島田さんが厳選したアイテムも販売している。

問い合わせ先 : ăn di
住所 : 世田谷区砧3-4-2
TEL : 03-3417-3399
営業時間:10:00~(売り切れ次第終了)※木曜定休

※距離表示ついては地図上の概算距離を算出したのもので、徒歩1分=80mとして算出(端数切り上げ)しています。