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街づくりが進む、
和歌山城北エリア。

和歌山で生まれ育った
一級建築士で、
和歌山大学の客員教授でもある
広谷 純弘さんに、
和歌山城北エリアを実際に歩きながら、
街の進化と将来性を語っていただきました。

広谷 純弘

PROFILE

広谷純弘ひろたに よしひろ(ひろたに よしひろ)

建築家
株式会社アーキヴィジョン
広谷スタジオ 代表取締役社長、
和歌山大学客員教授、東京理科大学教授

東京理科大学工学部建築学科卒業後、
株式会社建築研究所アーキヴィジョンをへて 2006年株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオを設立。

【主な作品】 
三重県立熊野古道センター、山荘天の里、
東京理科大学神楽坂キャンパス新5号館 他多数

【受賞歴等】
公共建築賞国土交通大臣表彰・グッドデザイン賞・JCDデザイン賞金賞・
こども環境学会賞 他多数

Chapter01活気みなぎる、
南海本線
「和歌山市」駅前。

和歌山市は、豊かな自然と歴史的な魅力が交錯する美しい都市。近年、劇的な進化を遂げ、とくに南海本線「和歌山市」駅前は注目を集めています。

南海本線「和歌山市」駅(徒歩5分/約380m)

駅前広場はにぎわいと憩いに満ちた
公共空間として活用され、定期的にイベントを開催。

2020年(令和2年)には、駅と商業施設を兼ね備えた「キーノ和歌山(南海本線「和歌山市」駅)」が誕生しました。この駅には「和歌山市民図書館」があり、併設された蔦屋書店は、単なる書店にとどまらず、文化とライフスタイルを提案する場所として多くの人々に親しまれています。店内では和歌山の名産品も豊富に揃い、私はよく醤油発祥の地である和歌山県湯浅町で作られたおせんべいをお土産に買って帰ります。このように都心の表情を放つ駅前エリアは、和歌山市に新しい息吹を吹き込み、街全体に活気をもたらしています。

  • 南海本線「和歌山市」駅に直結するまちのランドマーク「キーノ和歌山」

    南海本線「和歌山市」駅に直結するまちのランドマーク
    「キーノ和歌山」。
    商業施設、
    オフィス、ホテル、市民図書館が揃い、
    人々が交わり、語らう場所として人気。

    2020年(令和2年)には、駅と商業施設を兼ね備えた「キーノ和歌山(南海本線「和歌山市」駅)」が誕生しました。この駅には「和歌山市民図書館」があり、併設された蔦屋書店は、単なる書店にとどまらず、文化とライフスタイルを提案する場所として多くの人々に親しまれています。店内では和歌山の名産品も豊富に揃い、私はよく醤油発祥の地である和歌山県湯浅町で作られたおせんべいをお土産に買って帰ります。このように都心の表情を放つ駅前エリアは、和歌山市に新しい息吹を吹き込み、街全体に活気をもたらしています。

  • 広谷先生のお気に入りは、湯浅醤油を使用した香り高いおせんべい。

    広谷先生のお気に入りは、
    湯浅醤油を使用した香り高いおせんべい。

  • 私が中学生の頃まで、この辺りは路面電車が走っていました。現在ではその面影すら感じることはありませんが、和歌山市はこれまで培われてきた個性的な歴史や豊富な文化資産を次世代へとつなげる活動に力を入れています。その一環として、和歌山市駅広場には和歌山市の豊かな森林資源である紀州材を、広場の屋根の軒裏に使用し、「きのくに」のシンボルとなるよう設計されています。

  • 私が中学生の頃まで、この辺りは路面電車が走っていました。現在ではその面影すら感じることはありませんが、和歌山市はこれまで培われてきた個性的な歴史や豊富な文化資産を次世代へとつなげる活動に力を入れています。その一環として、和歌山市駅広場には和歌山市の豊かな森林資源である紀州材を、広場の屋根の軒裏に使用し、「きのくに」のシンボルとなるよう設計されています。

    和歌山市民図書館(徒歩6分/約410m)

交通の利便性もよくここから南海電車に乗れば大阪の中心「なんば」へも1時間余りで行くことができます。また、現在和歌山市駅の近くでは、2021年に閉館した和歌山市民会館の跡地に新たなホテル、商業施設、ステージを含む複合施設が2029年の開業を予定しています。この素晴らしい施設が完成すれば、和歌山市駅エリアはさらに活気に満ちた明るい未来が広がることでしょう。

市民会館跡地/画像提供 ジョーンズラングラサール株式会社

既存棟を改修して幼稚園、レストラン、
DXセンター等を設置するほか、ホテル棟や商業棟の新築、
広場や膜屋根ステージの設置を計画。

※掲載の市民会館跡地は計画段階であり、今後変更する可能性があります。

Chapter02歴史と未来が交差する、
城北エリア。

2021年(令和3年)、地域の文化芸術の振興および市内外の交流によるにぎわいの創出を目的として「和歌山城ホール」が完成しました。内観は和歌山市駅前広場と同様に、紀州材を贅沢に使用した心安らぐ空間になっています。また、このホールの屋上から望む和歌山城は圧巻の美しさです。白く輝く和歌山城は和歌山の人々にとって誇りであり、お城を望めるエリアは、魅力的な場所として羨望を集めています。

和歌山城ホール(徒歩10分/約800m)

大・小2つのホール、展示室、会議室、
屋上広場などの施設を備えている。

このホールから程近い位置に誕生するのが、全邸南向きの地上20階建てタワーマンション「ウエリスタワー和歌山城北」です。和歌山城を望むロケーションを誇り、南海本線「和歌山市」駅まで徒歩約5分の好立地。この地域は緑や水辺があり、昔ながらの風景も残っています。また、和歌山県が生んだ博物学者で民俗学の創始者である南方熊楠の生誕の地でもあり、「ウエリスタワー和歌山城北」の建設予定地の北西角には生誕の碑があります。

眺望合成外観完成予想CG

陽光あふれる快適な住み心地をハイレベルに満たす
都心居住型の象徴となるタワーレジデンス。

  • 南方 熊楠

    南方 熊楠(みなかた くまぐす)

    南方熊楠は、和歌山県が生んだ博物学の巨星。19歳から約14年間、アメリカ、イギリスなどへ海外遊学。さまざまな言語を使いこなし、国内外で多くの論文を発表した。粘菌をはじめとした生物学・⺠俗学等の分野で重要な役割を果たしたほか、地域の自然保護にも力を注ぎ、日本最初のエコロジストとも言われている。

VENTOTTO - ヴェントット | カフェ&フルーツパーラー

この辺りは生活利便施設が揃うことに加えて、最近、感度の高い個性的なお店も増えています。そのスタイルはさまざま。多様化が進んでいる現在にふさわしく、誰もが注目するというより、共有する価値観を持った人たちが集まる場所といった感じですね。その一つである、カフェ・フルーツパーラー「ヴェントット」に先日友人と訪れました。ここは青果店が経営しているだけあって、和歌山県産の新鮮な旬のフルーツを中心に、全国のおいしい食材をふんだんに使用したメニューが揃っています。いちごひとつにしても、タルトとパフェには異なる品種を使うこだわりぶり。そして窓の向こうには運河が流れていて、水のある風景は心を落ち着けてくれます。このように地域の水路は、公共の財産として非常に重要です。ある日川べりのベンチで夫婦が談笑している光景を見かけましたが、そういった日常の楽しみも水があるからこそできるもの。水のある風景は和歌山の大切な資産です。

  • VENTOTTO - ヴェントット | カフェ&フルーツパーラー
  • VENTOTTO - ヴェントット | カフェ&フルーツパーラー

VENTOTTO - ヴェントット
| カフェ&フルーツパーラー

和歌山市のカフェ・フルーツパーラーです。和歌山県産の新鮮な旬のフルーツを中心に、
全国の美味しい食材をゆったりとした空間で華やかな彩りのパフェやタルトなどのスイーツが楽しめます。

電話番号:
073-488-5726
営業時間:
12:00~18:00(土日祝11:00~)
不定休
所在地:
和歌山市十二番丁9
リヴァージュ十二番丁ビル1F

※掲載の眺望合成外観完成予想CGは現地18階相当の高さから撮影(2023年1月撮影)したものに、CG加工を施したもので実際の見え方とは異なります。
また眺望は住戸により見え方が異なります。周辺の環境は変わる可能性があり、眺望は将来に渡って保証されるものではありません。

Chapter03子育てファミリーにも
うれしい環境。

「ウエリスタワー和歌山城北」の周辺エリアは、教育環境も注目されています。指定校は2017年(平成29年)、和歌山県で初めて開校した小中一貫の和歌山市立伏虎義務教育学校です。義務教育修了時である15歳の姿をしっかり描きながら、各学年、各期での教育活動はもちろんのこと、課外プログラムにも積極的※1青果店の方から野菜について学ぶ授業を行うなど、地域との交流を深めることで、子どもたちは日々の暮らしと結びついた学びを得ることができるのではないでしょうか。

和歌山市立伏虎義務教育学校(徒歩5分/約380m)

和歌山県で初めての義務教育学校として開校。
「心豊かで、自ら学び、夢と希望を持ってたくましく
生きる人間の育成」という学校教育を掲げている。

  • ※1.2024年6月時点のものであり、今後カリキュラム等は変更になる可能性があります。

これまでお話ししたように、「ウエリスタワー和歌山城北」は歴史と未来が交差する特別な場所に位置しています。今回、私も久しぶりにゆったり城北エリアを巡り、さまざまな魅力を体感しました。きっと今後も進化を続け、誰もがまだ見ぬ魅力を放つのではないでしょうか。私も楽しみにしています。

  • 掲載の写真は2024年5月に撮影したものです。
  • 掲載の情報は2023年6月時点のものであり変更される場合があります。